(by Koji Mukoguchi)
無料で本差し上げますプロジェクト第2弾
平凡社 世界大百科事典
全31巻 + 世界地図+日本地図 年鑑
あなたの書斎に
事務所の応接本棚に
いかがですか?(希望される方はフェイスブックのメッセンジャー等で)
まずは当所クライアントまたはフェイスブックで繋がりのある方に。
10月31日までに応募がなければ、ブックオフ等に持参するか廃却処分にする予定です。
インターネットが今日のように発展普及する前(昭和時代)、百科事典は物事の意味を調べるためにそれなり使われていた。しかし、2017年の今日、知らない言葉の意味を調べるには、Googleで検索したり、Wikipediaにアクセスするのが一般的である。紙の百科事典を書棚から取り出して調べるという悠長な作業をする人は皆無だろう。そういう意味で、百科事典は無用の長物になったと言える。しかし、無用の長物になったからといって、これを燃やしてしまうにはあまりにもったいない。百科事典に価値を見出すことはできないだろうか?
思うに、(無理矢理感は否めないが)百科事典に以下のような意味を見出したい。
・書棚映えする。(百科事典の装丁は重厚で美しい。)
・紙媒体情報の特徴として、その時代の確定情報をいつまでも確認できる。例えば、東西冷戦終結前に発行された百科事典であれば、その時代、人々が社会主義の国々をどのように取られえていたかを確認できる。
・百科事典の数十巻を普段目にすることは、いかに自分が無知であることかを痛感させ、人間を謙虚にさせる。
・アイディアや発想のきっかけとなり得る。(一覧式の紙の辞典や辞書を用いると、調べる予定のなかった言葉や項目が目に入ってくる。そこから、次から次へと疑問が生じる。そのため、一度紙の辞典や辞書を引くと、(時間があれば)俗世間から離れて辞典ワールド・辞書ワールドの世界にどっぷり浸かることができる。そういう楽しみが紙の書物にはある。これはインターネットの世界(ネットサーフィン?)でも同じことかもしれないが、紙媒体の場合はその百科事典が発行された時代の人々の感覚を共有しながら、楽しめるという特徴がある。もっとも、忙しい現代社会において、そのようなゆったりした調べものをできる人がどのくらいいるかは疑問だが。
ところで、冒頭の百科事典は、なんと二十台の若者が引き取ってくれました。読書好きの青年(職業マジシャン)です。ありがたや。こうやって、この百科事典は命脈を保つことができました。