たったこれだけで!?商標登録!?

February 23, 2018

1.たったこれだけで!?商標登録!?

講座の資料として、願書のサンプルを作ってみたのですが、あまりのシンプルさに我ながら、「たったこれだけで!?商標登録!?」という感じです。たった10行です。

 

【書類名】  商標登録願

 【提出日】  平成29年3月4日

   【あて先】  特許庁長官  殿

   【商標登録を受けようとする商標】

   〇〇〇コンサルタント(*注1)

   【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】

     【第41類】

      【指定商品(指定役務)】〇〇セミナーにおける〇〇に関する知識の教授(*注2)

   【商標登録出願人】

      【住所又は居所】〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3

      【氏名又は名称】山田太郎

 

「〇〇〇コンサルタント」という商標を「〇〇セミナーにおける〇〇に関する知識の教授」というサービスについて登録したい場合、おおざっぱにいうと上記のことをA4用紙1枚にタイプして、特許庁に郵送するだけでいいのです。もちろん、他人が既に「〇〇〇コンサルタント」を出願していたり、登録していたりすると、登録は難しくなります。

 

2.起業をお考えの方へ

起業の思いをネーミング!➡ネーミングを商標登録!➡商標登録をベースにブランディング!これが理想の流れです。

一方、(商標登録せずに)ブランディング先行➡他人の商標権を侵害➡損害賠償とブランドネームの変更!これは最悪の流れです。

 

真にそのネーミングにこだわりがある場合、そのネーミングに信用を構築して行こうとお考えの場合は、商標登録をしておくことをお勧めします。一方、ネーミングなんていつでも変えてもよいという方は、特に商標登録をする必要はありません。自由に使って、何か問題が生じたときに、ネーミングの変更をするという考え方もあると思います。

 

起業をお考えの方はお気軽にご相談ください。私の26年の経験からアドバイスです。

起業の時期を逃すと、なかなか商標登録しようという気にはならないようです。起業後は、肝心の事業のことで色々と忙しくなり、商標登録どころではなくなるようです。また、出費はなるべく避けたいという気持ちになるからです。(出費と言っても、特許庁に支払う印紙代は10年間で40,200円であり、これを120か月で割ると、1か月当たり335円です。)

 

3.後ろ向きの発想か前向きの発想(妄想)か

話がくどくなりそうですが、あなたの屋号がそれほど認知されていなときは、商標登録がなくても商標権侵害の警告を受けることはないと予想されます。しかし、ぼちぼちと屋号が広く知られるようになってくると危険です。他人がその屋号をすでに登録している場合があるからです。

 

危険だ!危険だ!などと煽りたてたくはないですが、商標登録の1つの意味合いは「保険」です。しかし、「保険」という発想は後ろ向きです。むしろ、ブランディングのために、積極的にその基礎をしっかりさせて置くという、前向きな発想で臨みたいところです。やがてあなたの屋号が広い地域で認知されることを想いえがいているかどうか、他人からマネされるほどに有名になる、あるいはパクられるという妄想(?)をえがいているかどうかが、商標登録の手続きに一歩踏み出すかどうかの分岐点なのかもしれません。

***********

注1:弁理士や専門家に相談すべきは、ここです。同一・類似する先行商標が存在していれば、商標出願が無駄になります。

注2:弁理士や専門家に相談すべきは、ここです。この書き方を誤ると、商標登録が無駄になります。

注1と注2に関しては、素人判断は極めて危険です。現行法の仕組みを考慮すると、そのために、弁理士が存在すると言っても過言ではありません。

 

 

 

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