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2024米国大統領選挙戦から学ぶ英語No.1 “coward”

更新日:8月27日

By JK of MUKOGUCHI IP Law Firm (2024/8/20記)


「ハリス氏、個人攻撃続けるトランプ氏を「臆病者」と暗に批判」By Jeff Mason@Reuters 2024年8月19日午前 11:13 GMT

上記の記事によれば、「8月18日、米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は、競争相手をけなす手法を駆使する政治家は「臆病者」だと語り、自身への個人攻撃を繰り返す共和党候補のトランプ前大統領を暗に批判した。」とのこと。

「臆病者」に相当する英語はcowardだろう(【発音】káuərd 臆病者、腰抜け、ひきょう者等@ALK)。

「あなたは臆病者だ!」などという言葉は、面と向かっては言えないものだ。言うとすれば、非常に険悪な状況で相手を罵倒するか、あるいは逆に気の置けない間柄で冗談で言う場合に限られるだろう。

ハリス氏は、本当にトランプ氏を暗に指して、「coward」と言ったのだろうか?

米国選挙戦において、しかもトランプ氏に対してならば、選挙戦略上、実際に言った可能性がある。


そこで、事の真偽を確かめるために、YouTubeで動画ニュースの切り抜きを見てみた。

「Harris implies Trump is a 'coward' at Pennsylvania campaign stop | REUTERS」


以下の文脈で、ハリス氏は、「coward」の語を使ったようだ。

「Over the last several years, there has been this kind of perversion( ALK【発音】[US] pərvə́ːrʒən 曲解)that has taken place, I think, which is to suggest that the measure of the strength of a leader is based on who you beat down.  … the Real and True measure of the strength of a leader is based on who you lift up.  That's what we see as strength….  Anybody who's about beating down other people is a coward. 」

(参考訳「「ここ数年、いかに相手をこき下ろすかが指導者の強さを示すというある種の曲解が広がっていると思う。われわれに分かっているのは、相手をどれだけ尊重するかが指導者の強さに真の指標だということだ。他人をたたく人は誰でも臆病者だ」と述べた。https://jp.reuters.com/world/us/PGZJVXGLDVPO5F4XUB7QHTC2HM-2024-08-18/


誰しも、「coward」(臆病者)とは言われたくないものだ。常に敵対者を暴言でこき下ろしてきたトランプ大統領候補にとっては、痛烈なパンチhard-hitting punchになったのではないだろうか。

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