(by Koji Mukoguchi)
(里山通勤だより(2018年6月16日 土曜日 昼 事務所付属ガーデンにて):
秀樹氏の
月命日に
薔薇の花
大阪の南海難波駅(地下鉄御堂筋線 難波駅)に隣接して「なんばパークス」(商業施設)がある。ファッションの店舗街や本屋、さらにはレストラン街もある。この「なんばパークス」とガーデン式の渡り廊下(7階レベル)で繋がっているのが「パークスタワー」というオフィフビル棟である。弊所はこのオフィスビルの19階に入居している。
この土曜日も休日出勤であった。私は自営業であるから、土日も平日も関係ないのであるが、周りが休日気分になると、私も休日出勤という気分になる。
昼休みを1階で過ごした後、エレベーターで19階に上がると、一人の年配のご婦人がおられた。歳の頃なら60歳前後である。明らかにこのオフィスビルに迷い込んだと思われる。そのご婦人はエレベーター前の通路をうろうろされていた。間違ってオフィスビルに入ったことに気づいて、エレベーターで1Fに降りるところなのだろうと思った。ところがいきなり声をかけられた。
ご婦人「西城秀樹さんの手形がこのビルにあると聞いてきた。どこでしょうか?」
私「西城秀樹の手形?」「それなら、隣のビル(なんばパークス)でしょ。」「7階で繋がっていますから、まず7階から行かれたらどうですか?」
ご婦人「わたくし、西城秀樹のファンなんです。今日は、秀樹の月命日なんです。どうしても、その手形をみたくて・・・あの方、心も優しかったんですね。・・・」
私(西城秀樹と言えば、ついこの間、若くして(?)亡くなった有名歌手である。実は、西城秀樹や当時の新御三家、野口五郎、郷ひろみと私は同学年である。西城秀樹の手形なら、同学年の盟友として私も見てみたいな。しかし、そんなものが隣の(なんばパークス)にあるなんて聞いたことないな。このおばさん、手形にたどり着けるのかな・・・)などと、思いつつ、
私「7階から隣に行くのは分かりにくいから、案内しますよ。」
・・・隣のなんばパークスで、若いお客さんや、店舗の人や、警備員の方々に尋ねつつ、たどり着いたのが写真の場所である。
西城秀樹にはバラが似合う。そして、そのバラが供えられていた。そこで、この一句となった。
秀樹ファンの方、ご案内します。@なんばパークス