(by Koji Mukoguchi(里山通勤だより 2019年12月26日木曜日朝 から ))
クリスマス 老いて唱える 南無阿弥陀
ナンマイダ 座布団一枚 ナムアミダ
1か月に一度、歯のクリーニングに通院する。
担当の歯科衛生士(Ms.)は若かい。
ひと通り、クリーニングが終わったので、彼女に声をかけた。
(私)「今日はクリスマスイブ。仕事が終わったら、パーティですか?」
(彼女)「そんなのは無いです。ボッチですよ(笑)。」
(私)「若いのに、もったいない。もっと遊ばなきゃ(笑)。」
(彼女)「ですね。」
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クリスマスイブか。
20歳台前半の独身時代、クリスマスは酒を飲んで騒ぐための
絶好の口実となる日だった記憶がある。
結婚後は子供たちとの家庭クリスマス。
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今や、子供たちも家を離れ、それぞれ家庭を持っている。
残された2人きりの夫婦では、特に家でクリスマスということもない。
物の断捨離中であるから、物のプレゼントの交換ということもない。
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無宗教の国といわれる日本である。
キリスト教徒ではない。仏教徒でもない。
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祖母は仏教徒(浄土真宗)であったと、言えよう。
その時代、村ではおおかたが仏教徒(浄土真宗)であったと思う。
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幼少期、
「南無阿弥陀仏」「ナムアミダブツ」「ナンマイダー」と
祖母のみならず、村のご老人達が唱える念仏を
よく耳にした。
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念仏を唱えてさえいれば、極楽浄土に行けるらしい。
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結局、色々に身につけたものが落ちて行くと、
残るのは幼少期に身についたものなのか。
ナムアミダブツ・・・最近ふと口に出ることがある。
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「ナンマイダー」「何枚だ?」は、
当時の当地の小学生の定番のだじゃれだ。
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