同格 文章(前半)=コンマ+名詞句(後半)

 (「英語対訳で学ぶ日本-歴史と文化の111項目」(育鵬社)の058「固有の領土-北方領土、竹島、尖閣の正当性」Territory Inherent to Japan: Japan’s Legitimate Claim to the Northern Territories, Takeshima, and Senkaku Islandsから)

【1】原文:The Northern Territories – comprising Etorofu Island, Kunashiri Island, Shikotan Island, and the Habomai islands – were first settled by Japanese in the nineteenth century, a fact confirmed by the Treaty of Commerce and Navigation between Japan and Russia(日露和親条約).

【2】疑問:下線部のa fact以下を文法的にどう解釈するか?

【3】検討

1.同格

a factの前で文章は完結して終わっている。そして、その文章の内容を「a fact…」(名詞句)で受けて、その内容は「事実」であるという意義付けを行っている。全体として、文章(前半)=名詞句(後半)の構造となっている(同格構造)と見ることができる。いわゆる同格として馴染みのあるパターンは、名詞(句)=名詞(句)である(例English, an international language, is …)。同格のその他のパターンについては、以下を参照されたい。

英語の「同格」にはどのような種類があるのか?全9パターンを徹底網羅してみた

2.文と文をつなぐ名詞句

「…. This is(was) a fact…」において、「This is(was)」が省略されており、「a fact」が前後の文章をつなぐ機能を果たしていると見ることができる。同種の名詞として、a possibility、a suspicion、an interpretationなどがある。

この見方をさらに進めると、「, which is (was) a fact...」の関係代名詞が省略されていると見ることもできる。

【4】参考訳文:北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島からなる)は、19世紀に最初にsettled by Japanese(日本人が定住する)された。そのことは、日露和親条約によって確認された事実である。

以上

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